社長のビジネスブログ

BS トヨタの人づくり

テレビ番組でトヨタの人づくりの番組があった。日本のみでなく今や世界を席捲するトヨタ自動車の製品製造管理の手法は、日本のみならず世界からも注目されるものの一つ。日本でも少し広めの駐車場に行くと、プリウスの数の多さに気づく。市場からのみならず多くの一般市民の心の中まで「トヨタ」のブランド(安心、安全、信頼、燃費、無難)などの意識が浸透している証拠の一つだろう。(日産、ホンダ、三菱等の車両のシェア率から)

私はその番組を途中からしか見なかったが、トヨタが出資する高校1年生からの学校の紹介があった。この学校の卒業生は結果として、各工場やラインのリーダーや幹部候補になるそうだ。寮生活での一幕が見られたが、その中でも製品づくりへの意識は普段の生活からということが垣間見れた。要は、仕事の時にだけ「正しくあるべき姿、行動」はできない。普段の「生活、考え方、人格」から「正しい姿、正しい行動」をとる習慣をつけるようになされていた。

IMG_4036IMG_4035IMG_4033下の整列はまだ、合格ではないという。右下の赤丸部分が不合格の要因とのことだった。しかも線を合わせることができるラインまであるのに・・・と仰せでした。

製品のロスや見えない欠陥は、こういった小さなことを「まぁいいだろう」という「見過ごす」ことから始まる。普段の考え方や行動の妥協が結果として現れるものなのだろう。だから、普段の小さな失敗やミスを許さない(妥協せずあるべき姿にする)ということなのだろう。

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この生活がトヨタのモノづくりであり、この人の集まり、この考え方の集まり、この行動の集まりがトヨタの製品である。僕は、トヨタとは合わない、「日産がいい、ホンダがいい」というなら、「トヨタ」という船を下りればいいだけだ。

日本のみならず世界を代表する企業やブランド、その製品は、それと同等の考え方や行動がなされているのだ。

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トヨタが世界を席捲している一部を垣間見た気がした。自分たちはどうするべきだろうか?