浄化槽の維持管理

浄化槽の点検・清掃

点検

一般家庭設置の浄化槽保守点検サービスの様子

出発前には必ず車両のライトを点検します。お客様へサービスを提供する以前の基本中の基本です。
車両を安全な場所に停車させ、保守点検の訪問の旨、ごあいさつします。

目視で槽周辺の状況を確認し、蓋を開けます。開けると同時に内部状況を目視確認します。
メーカーや型式により構造が異なり、加えてお客さまの使用状況によって、同じ状態は二度とない浄化槽です。

  • 採水しpH測定(浄化槽内の細菌類の住みやすさを確認しています)
  • BOD(汚れ具合)の目安となる汚水の透視度を測定
  • 汚水中に溶け込んでいる、酸素濃度を専用機材にて測定

汚水の処理状況を確認する試薬による測定や消毒薬の効き具合を確認

 

  • モーターの簡易清掃、状況により、発泡・バルブ操作・循環水量の調整・詰り等の除去も行う

 

作業・測定の記録は、スマホ端末に入力し、車内で出力しお客さまにご報告します。

 

施設や店舗など設置の大型浄化槽の保守点検サービスの様子

大型浄化槽の蓋は重く複数枚あるため開け閉めも一苦労です。

大型槽は深さもあるので、採水する道具も大きさや深さにより様々に対応できるように工夫しています。

モーターは一般家庭と比べると大きく、数も多くなります。作業により汚れたら掃除もします。

槽内のバルブも深く手が届きません。機器スイッチ等のチェック、メーター値など異常がないかチェックします。

帰社後は、今日使用した道具工具類を洗い、明日に備えます。

保守点検サービスに関わる様々な業務の様子

 

外で行う業務のほかに、お客様への相談、緊急訪問、日中ご不在だったお客様へのご連絡、
上司への相談、事務員との情報共有、お客様の浄化槽情報管理、より良い道具改良研究など
お客様のいつもの暮らしをサポートするために、様々な役割を担っています。

保守点検記録表サンプル

清掃

一般家庭設置の浄化槽清掃サービスの様子

出発前には必ず車両のライトを点検します。お客様へサービスを提供する以前の基本中の基本です。
国道、市街地や住宅地を通りぬけ、幅員ギリギリの道や田舎道を通り、お客様宅に到着し作業させていただきます。
作業中の表示、車両の歯止め後にお客さまに訪問と作業開始のご挨拶をします。
作業道具と洗浄用水ホースを用意して、マンホールまで吸引ホースを引っ張ります。
作業手順書に沿って、汚泥を汲み取り、内部の濾材などまで目を配りチェックします。
濾材内部の捕捉汚泥も洗い落すため、汚水を圧力水として利用。
あらゆる方向から汚泥を確認し、汚泥を収集します。
後にご紹介する様々な清掃道具を使い、とにかくお客様の浄化槽を外からも内側からも磨きます。
作業が終わったら作業内容をスマホに入力し、車内設置のプリンターで出力します。
ご在宅時は手渡し、ご不在時は封筒に入れてポストイン。ご不在でも作業完了報告をして失礼します。
水道を使用します。水ホースは近くにあっても自社ホースを使用し、蛇口は手袋を取って素手で扱います。
清掃作業道具セットには、数種類のブラシや草鎌もあり

時間がある時は周辺の簡易草刈りや目詰まり処置も行います。

収集した汚泥(一般廃棄物)は市町村指定の処理場または指定タンク場まで運搬し、投入処理します。

作業前の様子と作業後の様子。汚泥汚水の汲み取りのみならず、槽内を磨き上げピカピカです。

【Before】
【After】
【Before】
【After】
【Before】
【After】

清掃サービスに関わる様々な業務の様子

次週、次月の清掃訪問計画、車両メンテナンス、備品の洗濯乾燥、道具や工具類の整備や整理も欠かせません。