社長のビジネスブログ

鹿児島県知事の英断

鹿児島県知事が、税金を投入して鹿児島-上海路線維持の施策を打ち出した。
これに対し、反対運動や署名運動がおこりさらに、議会も紛糾し結論が出た。
また、体育館・アリーナの設置に関しても議論を呼んでいる。

これが、会社だったとしたら以下のような流れか・・・
 1、社長がトップダウンで指示を出す
 2、社員やパートの方々が、それに「反対」を表明
 3、役員会又は準ずる機関で協議し、審議、結論が出る

会社でもそうだが、社員と社長では様々に違うことがある。
◎個人ではなく人格を持った会社という立場での判断、◎責任、◎情報の量、◎将来への社員とその家族、◎将来への展望、◎社会的立場と社会的関係などなど。

反対は反対で結構だが、反対の理由や自分たちの考えがないと議論にもならず、ただの烏合の衆と一緒。

そして、それは自分のためなのか?公のためなのか?公のためを装った行動(みんな言ってますという言葉・・・)なのか?

それぞれの立場によって考えや想像が及ぶ範囲も異なるが、「組織の長たるもの」様々な背景、課題、将来への展望があって、決断を下し指示をする。
組織内への説明も必要だが、その説明は、必要な人財に必要な情報だけを共有することもある。

組織人としては、その組織にいるからには「長の決断・指示」は、「納得する、しない」は、さておき「はい」か「イエス」しかない。

眼の前のことだけを見て、決断する「長」はいない。反対や意見を言うなら、それなりの責任をもって言わねばならぬ。

それ以上のものを担って、調査分析し決断し指示を下すのだから。

 

ちなみに鹿児島県の経済5団体は、支援策を打ち出し○○○○名を目標に知事の決断を支援する立場である。

最終的に、一部(観光業)にしか落ちないと思われる「チャイナマネー」は、最終的に県や市の税収となり私たちの益につながる。

税収のおかげで、子供が学校行けて、家の前の道路がきれいで、バスや電車があり、緊急時に救急車がきてくれ、警察が安全を守り、公園で休息ができるだ。介護や病院もそうだ。

 

今回の一部の市民の反応についての私見。  「全体をよく見てますか・・・」ということかなぁ・・・

もっとよく会計の中身を見れば、指摘すべき内容はたくさんあるのに、「なぜここだけに反応したの?」と言いたくなる。私たちの税金は様々に使われていて、「あなた方の納得いかない使い方をしていることはもっとたくさんありますよ。」

「納得がいくか行かないか」は自分が見えてるか、見えてないか?自分に影響が及ぶか及ばないか?関係あるかないか?話題性があるかないか?ですか。

「医師への診療報酬もとてもすごい使われ方ですよ。」「警察は?」市民・県民が知ったらとてもとても納得できることばかりではないですよ。