聞く・言った・言わない・聞いてない
もめごとやトラブルの際によく聞く言葉が表記である。
双方間の、「うまく意思相通が晴れなかった結果」である。
A:「言った、伝えた」 B:「言ってない、聞いていない」 ってやつだ。
業務においては形式的なことは契約書ということで交わされ、文字に残っているが、
日常の夫婦間・友人間・繁忙のタイミングなどで文字に残らないことも多い。
言う・伝える側 ・・・ 相手が伝えようとする内容を「聞ける・伝わる」状態であるか?
「伝わる状態であるか」しっかり確認して伝えないといけない。携帯電話などで、「今、いいですか?」と一声入れる
のは、相手への気遣いの一言であるし、自分の言いたいことを伝えるためにも必要な一言だ。
伝えた後でも文字に残して、再度相手に伝える努力をしたか?
聞く・受ける側 ・・・ 相手の言うことと、自分の解釈が正しいか「確認する」
言葉でわからなければ、図示してもらったり質問や復唱したり
会話を交わして相手の言うことを正しく理解しているかを確認しないといけない。
それでも人間は「忘れる」動物である。年をとればとるほどその傾向は大きくなる。自分は「忘れやすい」と思えば「メモ」等を常備しなければならないし、チームであれば「忘れていないか」をチェックする仕組みが必要。
★忘れない仕組みの一例★
ANAの客室乗務員「お互い目を見合ってOKのサインを出しあう」
弊社:「帰社後に声掛け担当者が、〇〇は終わった?〇〇はOK?」という声掛けもその仕組みの1つ。
言った、聞いてない ・・・ 無責任な言葉の1つでもある。
「聞いていない」で仕事を止めるのも、無責任。
「聞いていない」かもしれないけど、仕事だからそれから進めればいい。遅れたならば取り返すように動けばいい。
「伝わる・伝わったか」という認識を、言う側が持つ事。
伝わっていなければ、その責任は自分にあり、他人に転嫁しないこと。
「自分が、相手に伝わるように伝えられなかった」 と反省しなければ、次も同じことを繰り返す。
同じことを繰り返すのは、「人間では小学生まで。」 そうでなければ「プロの仕事人」としては失格だ。
すべては、「お客さま満足・相互信頼を築くため」に必要なことだから。