社長のビジネスブログ

続・自燃性の社員

前々回に「自燃性の人」について書いた。

中小企業では会社のさまざまな仕事を兼務しないといけない。大企業のように、総務、人事、会計などの専門要員を要することができない。

誰からの指示依頼も受けず、「車両管理」の役割を自認し、自ら進んで取り組む状況に出くわした。一番社歴の浅い社員さんが、先輩や同僚の目も気にせず、自分のやるべきことだと考え行動してくれた。日報等でも「考動」という言葉を平気で使える自燃人。

自分にはほとんど「利」もなく作る手間と時間だけが割かれるにもかかわらず、進んで他人のために取り組むその姿勢は美しかった。これが小さくとも「利他」の行動だ。

次の世代を担う30歳代が正しく、美しく台頭してこそ、会社は盛り上がる。

いい会社」になる要素の一つ。もう一回、ありがとう!すばらしいよその気持ちと考動。

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会社の雑用について「あれをしてくれ」「これをしてくれないか」と頼むことも多い。また、お願いする場合に、どうしても人が偏ってしまう(頼みやすい人、頼みにくい人)場合もある。それが偏らないようにしないといけない。お願いする内容によりその技術を持っている人にお願いするわけだが、それをわかって一人でする人もいれば、必ずだれかを引っ張り込む人もいる。どうすることが正しいのかはわかるだろう。また、「あれはあの人の仕事」「これは私の仕事ではない」と言う「不燃人」「消燃人」も残念ながらいることは事実。自分がするべき仕事まで、できない、しない理由を探し、頼んでしまう場合すら残念ながらまだある。