稲盛和夫氏の講演DVDより
小善は大悪に至り、大善は非情なり
やさしく指摘・注意したり、これくらいの小さなことは言わないでもいいだろうということ、
結果として「つけあがり」となりその相手にとって、組織にとって「大きな悪」に至ってしまう。
人でなしで冷たい社長だ、とてもひどいことを言う、そこまで言わなくてもいいのにというくらい非情に指摘して
あげることは、結果としてその人の魂に触れ、いい方向に変わってくれる
先輩後輩、上司、年齢の上下などがあればなおさら言いにくく、言わなくなる。これは「小善」に該当するのだろう。
先日、妻が幼稚園の年配の先生から、言われたこと。
・息子さんのお弁当を食べる時間が2時間かかる。もう一人遅い子がいて、2人がとても困る。
・お弁当の内容が暗い。もう少し明るく色味のあるものに。
ついでに
・箸の持ち方(家庭の保育として教えるべき内容か)・・・ 等の指摘を受けたらしい。
「あまりにも失礼で、家庭の事情も分からずに、言葉を選んで伝えてほしいよねぇ等」と私に話しかけてきた。
「なんてひどい人なんだ」などと受け流していたら、妻も息子も変わらずに変化も進歩も努力も成長もない。
弁当について気にはなっていたが、妻がやっていたので口だしぜずにいたのだ。
その次の日から、
愚息におにぎりを作り、いわゆるキャラ弁もどきをするようになった。
おにぎりの担当と、朝のご飯を作る。ラジオ体操に行く前に済ますことだからいつもよりだいぶ早起きです。
今までは、「家庭の事情(乳児双子がいて手が空かない)」ということを「できない理由」にしていたのだ。
「お弁当を丁寧に作る」という「気持ち・意志」があれば、目標を達成するために方法を考えるはずだ。
実際に、早く起きるし、キャラ弁キットを購入したし、おにぎりの型も購入した。
子供弁当の本もちらっと見て参考にした。
昨日の愚息は弁当を一番に食べ終わったと聞いた。
年配先生の指摘は「非情なり」だが、私たち親子に「大善をもたらした。」
小善は大悪に至り、大善は非常なり
ってことですね。強い決意と意志が大切という一例。
こちらはいよいよか・・・