白隠禅師 座禅和讃より
臨済宗中興の祖 白隠禅師「坐禅和讃」
我々は本来みな、仏。
仏さまを我々は外に求めようとするが、水を離れて氷はないように、実は我々いきるものすべて一般の人間、あなた自身が仏なのです。
自分の中に仏さまがあることを知りもしないで、遠くに仏さまがないだろうかと遠くのほうばかり求めている。何とはかないことよ。それはあたかも水の中にあって、のどが渇いたと叫ぶのと同じことではないか。
長者の家の子に生まれながら貧しい里に迷い込んでいくような人もいる。そういう因縁を作るのは、持って生まれた運命ではない。あなた自身が愚痴をこぼしているそのことがあなたの運命をそのようにするのですよ。
あなたが、今、悲惨な目に遭っているとしたら、あなたが愚痴をこぼして暮らしているそのことがあなたをそのように作ってしまったのです。
というような内容のものです。
人生を暗くダメにしていく思い、妬み、嫉妬、中傷、侮辱、怠惰、強欲こういう不平不満の想念があると表情まで暗くなる。 人生は素晴らしく幸せに生きられるようになっている。自分を振り返らず、見合っているか考えず、棚に上げ、妬む、足るを知ることをせず、求める。このような心持は逆に行っちゃいそうですね。