白薩摩
先日、発達に障害を抱える方々の通う施設のバザーに出向きました。
この施設ではお花を育てたり野菜を生産したりしており、その生徒さんの成果発表の意味も含め作品や商品の販売バザーを行っています。
その中の一つに陶芸品もあり、薩摩焼の絵を描くことに才能を発揮する方もいたようです。(現在は退所されたとのこと)
以前のバザーではこの陶芸品の中に「白薩摩、黒薩摩」も販売することがあったのですが、最近のコロナ禍により縮小開催
薩摩焼等の商品販売は控えているとのことでした。(残念!!!)折角来たので、ギャラリーだけみせていただきたい旨お願いしたところ
快くその展示室に通していただきました。
その素晴らしさに圧倒されました。
一般の健常者との日常生活を送ることは事情によりできない中にあっても、ずば抜けてすばらしい集中力と才能をお持ちの方がおいでだったとのことです。
細かい色の配色や多岐にわたる色使い、筆さばきに感じ入り、またその絵がきれいにヒビの入った白薩摩焼に施されている作品は美しいの一言でした。
この空間にいる間は何とも言えない至福感に浸っていました。 このような素晴らしい芸術才能で彩られたご飯茶碗で食すご飯は、
さぞやおいしいものだろうとつくづく思います。