毎年感じる春
今年は全国の桜の開花がとても速く、当地鹿児島も例外ではなかった。しかし、先日霧島に行った時のこと、山に上がるにつれて雪が降り道路わきにはまだ解けきっていない雪が固まって残っていた。
そんな山中での春の訪れを感じる桜の花
会社近くの道路わきに咲いていた花が咲いていないと「雑草」と言われるであろう草までも花を咲かせていた。
桜の木は毎年来る春だが、樹木自体はきっと成長しているし、咲かせる花も昨年より増えていることだろう。はたまた、人間はどうだろう。子供の成長は手に取るようにわかるが、子供時代を終えた大人の成長は、1年ごとにしているのだろうか。
自然界では成長することをあきらめた生き物は退化し、やがてなくなる。人間も同様だと思う。ルールにより救われているが、1年経て成長もなく、去年と同じ自分がそこにいるなら、危険だ。成長しようと思えるのも人間だけ。「思う」ことができるのも人間だけ。成長しようと思わないと。