新しい事や新しい提案への人の対応
ひとは、新しいことや今までより労が増える提案には消極的だ。その提案をうける段階で、なぜか、『受け入れない、受け入れらない、できない』理由探しから入ってしまう。提案や新しいことを一通りきこえた後、第一声が「取り組む事に困難な理由」をあげてしまうものだ。
先日、楽天エディ、楽天端末、アプリ決済の話を受けた。当初はお客様の要望が顕在化しているのでそれに答えようと資料請求し、営業マンが訪問しているときの話である。その時の自分の姿勢が、「反射的」に取り組むことが難しい理由が口から出ていることに気づく。
気付くことができた私はその心持、考え方を修正した。・・・
おそらく、単に、課員・部下に相談したら「手間が増える、そこまで需要はない、そんなことをしなくても十分回る」という理由で取り組むことはなかっただろう。当然だろう。人間は基本的には保守・保身の生き物だ。「できない・しない」ことを前提に理由が続く。
そこは、上司・リーダーの出番だ。そのことに「意義があるか、大義があるか、正しいか」という正しい考え方で判断しなければならない。もちろん、今までやっていないことだから部下に多少の負担はかかる。その負担は、部下を成長させることにはならないか?5.10年後の組織のために必要なのだ?とその担当者を説得して、合意を得て進めるのが上司・リーダーの役割だ。
「やること、やってみること、取り組んでみること」を前提に「できる・取り組む」理由を探す回路であってほしい。「できない理由をつぶしていく」回路であってほしい。
明日は、提案への回答をいただくことになっている。私の提案には大義があると思っている。決して私利私欲に偏った内容ではない。