成熟社会
近年、よく「成熟社会」と言われる。
WEBでは、
量的拡大のみを追求する経済成長が終息に向かう中で,精神的豊かさや生活の質の向上を重視する,平和で自由な社会。とある。
そんな中で、社会的な問題が起こり、そのひとつひとつを見ていくと、以下のような状態のひとが産まれている。
▲自分の不利益を声高に言い立てるクレーマー
▲自分の憎悪を人に当てつけるひと
▲負の感情を爆発させるひと
▲あからさまに公の場で暴言を吐くひと
※他人を傷つけても当然という感覚
NET間では匿名で様々な人格になれる。その中では言葉の暴力が野放しで吹き荒れている。
かつては、日本社会にはおおきな「世間」があった。その「世間体」は、抑圧だったが、ある種の「抑止力」にもなっていた。
しかし、今は複数の人格を持ち、匿名で、「小世間」に容易にかかわることができる。
その「小世間」では、相手の立場にならず、自分の見える物だけからの判断で、生の社会で生きる自分を明かさずに言いたい放題の人格コントロールのできないひとがいる。
「自分」を見つめ、「役割」を認識し、「徹する」。
自分が所属する「家族・家庭」、「親兄弟」、「学校・会社」、「地域社会・愛好会」等で、今一度、自分の役割を考え、「自分のすべきこと」を見つめることが肝要。
※「すべきこと」 と 「したいこと」 は異なる!
上記の「社会」や「世間」という言葉を、それぞれの立場で「会社」「家族」等に当てはめるといい。自分がどう振る舞うべきかがよく見える。
異なる背景を持った人々が互いを活かしあう成熟した社会の中で、自分自身の様々な言い分を聞き、活かしていく、のびやかな社会でもある。