地域先生
地元の小学3年生の授業で地域のことを勉強する時間が毎年3学期にあります。4.5年前にその役を受けて幼稚園だった愚息と共に小学3年生に教えてことがありました。今回は久々にその当番を担い、地域のことを教えながら地域歩きをしました。
戦前は民間飛行場建設の予定で埋め立てた土地だったが、戦況と共に軍が買い取り、海軍の飛行場があった後に鴨池小学校があります。具体的には、予科練(パイロットになるための準備学校)で現在の校舎のあるところに木造の学び舎や寮があったとのことです。軍の施設ですので、予科練生ももちろん軍に所属。当時の大相撲横綱も激励に見えたこともありました。また、戦後に海外に赴任していた公務員さんが引き揚げてきた際に一時的に住まう長屋もありました。その当時はまだ、現在の町名ではなく、隣町の町名だったことも残る史跡の後ろや今も残る銀行支店名からもわかることを伝えました。
街の商店街にあるお米屋さんでは、古くから使っているはかりや箱に書かれた今は使われない文字などを教えます。
埋め立てる前には、青松白浜といわれる風光明媚な美し海岸だったことから、コレラやチフスなどの伝染病患者さんを中心に収容した「海浜院」という病院跡の石碑や飛行場があった時の面白話などを地域の先輩方に話してもらいました。
地域のことが少しでも、記憶に残るといいですね。