社長のビジネスブログ

出水兵児修養掟

出水兵児修養掟
士ハ節義を嗜み申すべく候。節義の嗜みと申すものは口に偽りを言ハず身に私を構へず、心直にして作法乱れず、礼儀正しくして上に諂らハず下を侮どらず人の患難を見捨てず、己が約諾を違ヘず、甲斐かいしく頼母しく、苟且にも下様の賤しき物語り悪口など話の端にも出さず、譬恥を知りて首刎ねらるゝとも、己が為すまじき事をせず、死すべき場を一足も引かず、其心鐵石の如く、又温和慈愛にして、物の哀れを知り人に情あるを以て節義の嗜みと申すもの也。

出水の青少年健全育成の方針
人は日頃から節義を心がけなければならない。
節義の心がけとは,嘘を言わず,自分勝手でなく,ひねくれず,
立居ふるまい挨拶など社会のきまりに合った交際上の動作や作法を身に付け,
地位の高い人に気に入られようとしてこびることなく,
地位の低い人を見下げてばかにすることなく,他人の災難や心配ごとなどを見捨てず,
引き受けた事はやりとおし,勢いよく労を惜しまず,手ぎわよく,
はっきりした態度で物事を行ない,頼みにできるさまであること。
一時的であっても卑しい様子やふるまいについて語り合ったり人を悪くいうことなど会話のちょっとした部分にも出さず,
たとえ面目を失い名誉を傷つけられて職を失うことになっても,自分がすべきでないことはせず決死の覚悟を決めた時には気おくれせず,その精神は強固でやさしく深い愛情があり,情趣・風流を理解する洗練された心と思いやりのある温かい心を持つことを節義の心がけと言う。