会議
ある本で「会議」に関する内容を目にした。
「多くの無駄と思われる会議には、問題・課題の意思決定システム」がないからだと。
たしかに、関係ない人が多く集まる、声の大きい人の意見ばかりが通る、おまけに発言者が集中する。個人の主観からの意見を延々と述べ、さらには下位者や言いやすい人への集中砲火を浴びせる(意見に対する意見ならともかく、人格に対する意見は×)場合もある。役職上の上位者の意見が優先され、結論が出ない。加えて、会議で決めたことが実行に移されない。
各発表を以下のように決めて会議を行っている会社の事例があった。
①職責の低い順、
②発表時間は2-5分(タイマーを使用し時間で打ち切り)、バトンやタスキを用意して、それを持っている人しか発言できないと決める会社もある
③内容 ❶前年や前月の数字(数字はこれだけ) ❷お客様からの声、評価していただい たことやご意見いただいたことそれに対するお客様名、担当者、内容 ❸競合他社情報 ❹取引先の情報 ❺最後に自分の考え
会議の基本的な目的
- 何かを伝えるための会議
- 何か行動を決めるための会議
- 共有、確認するための会議
- 意見聴取、アイデア出し、想像(ブレスト等)するための会議
その目的によって、ゴール(会議の終了後には皆で〇〇が共有できている、〇〇課題への解決案がうまれる、いつから〇〇していくことが決まった等)をイメージしておく。会議の開始時間と終了時間を決める、会議の終わりに決定事項、行動約束事項、共有事項等の内容を復唱確認する。議事録を残す。全員発言ができるように司会がリードする。
会議一つとっても、その目的設定、やり方考え方で有意義な時間になる経験があるので、何とかそのような会議にしたいものだ。そもそも会議に参加する際の参加者の意識が、会議開催者と同じよう姿勢と熱意で会議に臨み、ある程度の意志や考え方が統一されていたことが「いい会議だった」前提にはある。