什の掟
鹿児島の「郷中」教育は、藩士の子弟教育で有名だが、NHK大河ドラマで脚光を浴びる会津藩でも子弟教育の制度があったようだ。
鹿児島では、区域を分け「郷」としてその中で教育をすることから「郷中」。
会津ではその区域を「什」と呼ばれ、双方同様にその中での年長者が年少者に手本となり、教えるしくみ。その区域の中での掟。原理原則でルール。
什の掟
一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言を言ふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
誰が決めた?何でダメか?というようなことではなく、
「ダメなものはダメ。」なのです。
会社では以前も話したことがあります。