シベリア抑留展
先日、姶良市のイオンタウンで開催されていたシベリア抑留展を見に行きました。中国各地にお住まいだった日本の先輩方は、終戦により住んでいた異国の地を捨てると同時に、武器も放棄した。ところが、ソ連にとってはまだ戦争中であり侵略中。日本の終戦記念日は8/15だが、世界における日本の敗戦(第二次世界大戦の終わり)は、9/3。この数日間でソ連は、旧満州を含む日本の先輩方が住んでいた地域を占領し、当時お住まいだった方々を、捕虜にする。
-20.30℃になる極寒の地へ連行され、まともな食事もなく凍土の地シベリアの開拓をさせられる。紙もなく手紙は、白樺の木の皮を使っており、その手紙が展示されていた。また、すぐに日本新聞なる日本語で書かれた啓蒙新聞が出回ったようだ。そこにいた解説者によると、占領捕虜にしたての日本人にこうもすぐに用意できるものだろうか?話ができていたのではないかなどの憶測もあった。
直接ではないが、こういった先輩方が築き上げた日本の礎によって今の私たちの生活はある。昔のことや近代史には特に関心を持って、学ぶことを続けたい。
ちなみに北方領土は、日本の休戦状態8/16~9/3の間に攻めてこられて占領されたという説明もある。