社長のビジネスブログ

よくやりました!

お客様よりご相談をいただいたと話を聞いた。

 

内容:母から貰った形見の指輪を洗面から流してしまった。何とかならないだろうか?

 

一度は、すみません。

どうしようもありません、残念ですが、探すことは不可能だと思います。と答えた。

携帯電話を落として流してしまった、カギを落として流してしまったなど過去にあったが、なんとかなるものだし

再び購入することもできるものだった。

今回は違う。再び買うことも手に入れることもできないもの。しかも、二つとない親からの形見。

 

そしてたまたま、そのお客様の浄化槽汲み取り清掃が今月の予定だったために、作業担当者が当月の

お客様の訪問スケジュールを計画していることが分かった。

12月は忙しく、加えて別工事業務もあるために人手がいつもより少ない。当月清掃作業のお客様と同時にスケジュールを立てて、普通に作業すれば1人で作業して、1時間程度で終ることができる。そして、いつも行っている年末の社内の大掃除やバキュームタンク内の大掃除もできる。毎年この時期の後半で、少しづつ本社建物の鉄骨部分やほかの部分を定期的に防錆塗装などの保守もして建物を維持することをしている。今年もその計画も立てていた。

 

ご契約をいただいている私たちにしかお願いできない作業。

同地区11業者ある中から弊社を選んで業務委託を継続していただいているお客様。

さらなる納得・満足をいただく使命を担っていること。(社訓)

得心するサービスを提供すること。(社訓)

信頼関係が会社の財産であること。(社訓)

 

このことから、このお客様の作業は一番最後にスケジュールし、指輪を探すこと指示した。

作業班で、3人を投入することができ、かつ浄化槽の中に潜行することができる社員も充ててくれた。作業班のみんなの理解と協力のたまものだ。そして本日、弊社ができうる機材のすべてを投入し指輪探しをした。

槽内は、汚泥が溜まり、汚れが一番ひどい1槽目。見つかればラッキー見つからなくてもできることをすべてやってあげようと昼食もとらずに懸命に探した。

 

見つからなかった。

 

作業にあたった3人の社員さんは、みつからなかったけど、なんだか満足そうに見えた。

お客様もそこまでして見つからないなら・・・とご納得もしていただいたように思えた。

 

最初から見つからない可能性が高いことは重々承知していたし、社員もそのことは感じていたはず。

一言のマイナスの言葉を発することなく取り組んだ3人、それができるように作業を調整してくれた班員の皆さん、

ありがとう。

バキューム車、管内カメラスコープ、水中掃除機、自給式ポンプ、作業員3人・・・

 

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