さつま琵琶の先生から聞いた話
自顕流の稽古の前に「さつま琵琶」の演奏およびお話を聞く機会があった。演奏は身震いするほどの弦さばきに見入ってしまうほどだった。今までも演奏を聴く機会はあったが、この心が振動するとでもいうのか・・・感覚は初めてだった。
そののちその先生より講和をいただいた。一部印象に残った内容がありました。
外国人(アインシュタイン)が日本に来た時に話していた内容に「日本に来るとよその国にはない独特の雰囲気、風土か、何かしらの感覚(実に清々しく、気持ちのいいもの)のようなものを感じる」とのことだった。このことを有名大学の古文学者に相談した。「その何か」とは「何なんでしょうね?」と。学者は、「古典の情操でしょう」と答えたようです。
「古典の情操」ってすごい。私たちが正しいと教えられてきたことは、中国の論語等にも代表される「人として基本的なこと」。それを持ちそのようにふるまっている人々から、醸し出されていた風情や空気だったのだろう。武家の時代から継がれている我々の中に元来持っている「気」なのでしょう。「正しいことを思い、話し、行う」「足るを知る、我慢!?欲を抑える」というようなことなのだろう。
美しい人でありたい。 やましく、強欲、利己的になりたくない
美しい会社でありたい。 人や地域を敬い、おかげさまですと自然にふるまえるようになりたい
嫌なことや悲しいことは、神様が気づきなさい!と教えてくれている瞬間だ。ありがたい。
いいと思ったことを愚直に真似して、実行するのみ。