「運」をひきよせる!?
大谷選手は日本球界を飛び出し世界NO1のメジャーリーグでも活躍する超一流の選手であることは誰もが認めるところだろう。勝つチームに必要な要素に、個の力、技術力、チームワークなどがあるが、優秀な選手の集まるメジャーリーグではこのような要素が揃い優勝するチームもある。生まれながらにして才能を持った選手が努力を重ね超一流となるメジャーリーグだが、このような「勝つ」要件は高校野球や日本のプロ野球でも一緒だ。
では、小さなころからアメリカのみならず、世界中の「ピッチャーで4番、チーム中心選手」だった強者たちが集まるメジャーリーグの中で活躍する大谷選手は他の選手と何が違うのだろう。チームが勝つ要素にも必要な要素だが、大谷選手は「運」を持っている。ヒーローインタビューなどでよく聞くこんなセリフだ「野球の女神が微笑んだ」「野球の神様が応援してくれた」など必ずと言っていいほど、才能があり努力を重ねてきた選手の集団同士が戦い、勝者から聞くセリフだ。では「運」は自ら引き寄せることができるのか?「できる」というお話を聞いた。それはこうだ。
メジャーではベンチにフリードリンクがあり選手は、紙コップに入れて自由に飲む。飲んだ後、多くの選手はそこら辺の椅子にポンとおいて守備や打席に入る。そんな空コップを大谷選手は守備に出る際、ササッと集めてゴミ箱にまとめてポンと捨てるそうだ。街を歩いているときでも落ちているごみを当たり前のように拾う。先日はファーボールで一塁に行く際に落ちていたごみを拾う姿を見た方もいるかもしれない。「なぜ、人が捨てたごみなのに自然に拾えるの?」と聞かれた大谷選手は「私は、ごみを拾ってはいません。運を拾っているんです」と答えた。
また、大谷選手ほどになると様々な関係者やOBたち寄ってきてがアドバイスをする。打ち方、投げ方など様々に書く先輩方がアドバイスをする。そのアドバイス何度も聞いたり言われたり、自分でも認識していたりする内容も多い。大谷選手は「それ、知ってます」「この前〇〇さんから別の方法を聞きました。違いますね」などと返すことなく、「素直にありがとうございます」と真剣に言うそうだ。大谷選手はこのことについて「内容は知っていることもあるし、当然取捨選択はしている」しかしながら、「私に教えて下さる方は皆、自分に成長・活躍してほしい、気持ちからアドバイスしてくださる。その気持ちに感謝の意を表しています」と話したそうです。
「落ちてるゴミに気づいて拾う人」と「気づかない、気づいても気づかないふりをする人」
「ありがとう」と言える人と「斜めに構える人」
「謙虚で素直な人」と「横着で口答えする人」
「自分のことしか考えない人」と「周りに善かれかしと協力する人」
「一生懸命走る人」と「いい加減に走る人」
「不平不満陰口を言う人」と「謙虚で素直に明るく前向きな人」
どちらに神様は手を差し伸べるか。
大谷選手は才能、実力と共に「運」を自ら創りだしているのだ。
人間として正しい考え、行動が大切ですね。こういう行いをしてきた人と逆の人はどちらが幸せな人生を送れるか?
元日本ハムファイターズ 2軍監督 白井氏のZOOM講演の内容に自己解釈を加えてお伝えしています。