社員ブログ

もしも社長になったら(1)

 

ある日突然、何の理由も告げられず、今の会社の社長に任命され、引き受けてしまったらどうするか、と考えてみた。

誰しも一度は社長になってみたいと思うだろう。しかし現実には思ったほど好きなことはできず、苦労が多くて楽しくないのではないか、とも思う。

 

先ず何から手をつけるか、

①    会社の経営状況(決算報告書)を調べる。

悪ければ直ぐに社長を辞める。ただし辞めた後に自分に責任(負債)がこないようにしなければならない。

②    経営状態が普通以上であれば、次のことを検討し実行する。

・会社組織機構の改正

・役職規程の改正

・人員定数の改正

・人事異動

・給与、手当、福利厚生に関する規則の改正

・災害対策としての本社の移転問題の検討

・その他

 

具体的仕事は社員がするわけだから、社長の役割は社員が仕事がしやすいように、前記②の環境を整備することだ。現場のことは現場の長にまかせればよい。社長が現場のことに口や手を出せば、社員はヤル気を無くして受け身になり成長しない。

社員から信頼が厚く能力のある者を現場の長(管理職)に据えればよい。そうすれば安心して社長は対外的な仕事ができる。 問題は「人格、リーダーシップ、技術及び事務処理能力、部下からの信頼」を兼ね備えた人物が社内にいるかどうかだ。

もしも社長になったら―――結局最後は「人」のことを考えてしまう。