もしも・・・

もしも社長になったら「どんな社長になりたいか」と考える。テレビや雑誌に取り上げられた有名な企業トップの何人かを思い浮かべてみた。

一代で有名企業に築き上げた創業者の苦労話を聞くと、私にはとてもマネはできないムリだなと思ってしまう。６４歳の私にはエネルギーとパワーが足りないのだ。

社長は社員の何倍も働け、そして悩み苦しめ！睡眠時間は４時間以内、後は全部仕事に励め！と言われたら、私はノーと言うしかない。

要するにムリをしたくない、楽をしたい、この歳であくせく働きたくない、と思っているので社長としては失格だ。

私の知っている零細企業の社長さんが「６５歳までに２億円貯める、後継ぎがいないので会社は廃業し、あとは好きなことをして余生を過ごす」と言っていたが、実際に６３歳で実行した。こういう人が私は好きだ。

私も６４歳になった、体力・気力が少し落ちてきた、社長はムリだ、そう思う。何か間違いで社長の話があったら、これは私を騙して会社の借金・負債を負わそうとしているのではないか、と考えることにしよう。

世の中に「おいしい話」があるはずがない。