逃げられない世代

表題の本の要約

国会議員の任期、官庁・役所の人事異動により、日本全体に及ぶ課題への対策や政策が、短期志向になり長期的に横たわる本質的な大きな問題を先送りしてきた。それは、団塊の世代には団塊ジュニア世代がいたから。団塊世代ジュニアには大きな年代の塊はないが、まだその下の世代がいる。しかし、その下の世代(1979-98年生まれ)は受け入れがない。人口が少なく、現在の社会保障システムでは崩壊する。この本では、これを「逃げられない世代」と呼び、社会保障、安全保障(アメリカにおんぶにだっこ)の在り方を真剣に考えなくてはならないと提言している内容です。

衆議院議員の任期:平均3年程度。よって、政策は2.3年を見据えた短期的なものになる。目先の票確保のためには、長期的なことを言っても、絵に描いた餅になってしまうのだ。短期的な政策になることも仕方がない。

中央官庁幹部級は2.3年位で移動する。長期的な政策立案に取り組めない。長期的な課題やリスクの要因がわかっていても、抜本対策となる長期的な政策の立案に取り組むことが実際できない。

社会保障システムは、現役世代が引退世代を支える構造で、人口構成の変化が制度変革に直結する。戦後を支えた先輩方には、層の厚い団塊世代(1947-49生まれ)がいた。団塊世代には団塊世代ジュニアがいる(1971-74生まれ)。以降の世代は人口の塊がない。

日本の安全保障は米国頼みだ。しかし、国際社会において中国やインドが存在感をまし国際経済による日本のポジションが低下する。これは日本の安全保障環境に影響するそうだ。アメリカが日本との同盟関係を解消することもあり得るのだ。

現在の社会保障・安全保障のしくみでは、この大きな問題が、1979-98年生まれの方々にのしかかってくる。

2050年にむけ長期的な視点で、日本国民の安心と安全を支える国家であってほしい。

 

余談だが、弊社は現在、弊社の全お客様に、浄化槽サービスの値上げをお願いしている。中には年金が少ないのに・・・という方がいる。わからないでもないが、その年金の原資は我々現役世代が業務の対価をいただかない限り、納めることができず、循環していかない。出費が増えることは我々が少しでも対価を多くいただき、その頂いた分は、税率によって皆様を支えることを意味してる。直接的に支払うのは行政庁だから実感はわかないだろうが、そのようにご理解していただくことも必要だと思う。

しかも、いま、業務提供している若者は、その仕組みの恩恵を受けられるか受けられないかわからない世代もいる。要は先輩方のために治め、払うが、自分たちはその恩恵が今のところ定かになっていないのです。

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